DRIジャパンは、DRIインターナショナル(DRII)の日本支部であり、DRIIが開発した専門業務10項目をベース
に公認の日本人インストラクターにより、日本語による研修コースと認定資格試験を実施しています。
研修コースは、多様なレベル・業種を網羅しており、ワークショップの提供も可能です。
研修コースの種類
研修スケジュール
BCP 501 :事業継続に関する研修(推奨コース)
開催日時 | 認定資格試験 | |
2025年 オンラインコースで行います。 | ||
2月 | 20日(木)~ 21日(金) 10:00~18:00 | 22日(土)10:00~16:00 |
5月 | 22日(木)~ 23日(金) 10:00~18:00 | 24日(土)10:00~16:00 |
8月 | 21日(木)~ 22日(金) 10:00~18:00 | 23日(土)10:00~16:00 |
11月 | 6日(木)~ 7日(金) 10:00~18:00 | 8日(土)10:00~16:00 |
⇒ 研修申込は こちら
CRP 501 :サイバーレジリエンスに関する研修(推奨コース)
開催日時 | 認定資格試験 | |
2025年 オンラインコースで行います。 | ||
4月 | 17日(木)~18日(金)10:00~18:00 | 19日(土)10:00~16:00 |
7月 | 17日(木)~18日(金)10:00~18:00 | 19日(土)10:00~16:00 |
10月 | 23日(木)~24日(金)10:00~18:00 | 25日(土)10:00~16:00 |
⇒ 研修申込は こちら
BCP 601 :事業継続に関する研修(管理者コース)
開催日時 | 認定資格試験 | |
2025年 オンラインコースで行います。 | ||
10月 | 8日(水)~ 9日(木) 10:00~18:00 | 10日(金)13:00~18:00 |
⇒ 研修申込は こちら
HCP 501 :ヘルスケア継続に関する研修(推奨コース)
開催日時 | 認定資格試験 | |
都度開催 |
BCLE 2000 :事業継続に関する研修(基本コース)
開催日時 | 認定資格試験 | |
都度開催 |
BCLE 1500 :事業継続に関する研修(大学、大学院生向け)
開催日時 | 認定資格試験 | |
都度開催 |
※ 上記スケジュール日程以外での受講希望がありましたら、DRIジャパン窓口に ご連絡下さい。
緊急性や他受講生の方も考慮し個別に開催いたします。 ⇒ お問合せフォームは こちら
研修申込み方法
【申請から講座受講までの流れ】
①受講申込み(Web申請)⇒研修日程が確定したら通知します。
・「研修講座申込みフォーム」に受講希望のコース日程を選択し、必要事項を記入のうえ申込みして下さい。
・ DRI-Jで調整し、研修日程が確定しましたら、ご連絡致します。
②研修申込書を送付 ⇒ BCM研修申込書に必要事項を記載し、DRI-Jに送付する。
⇒ DRI-Jで内容確認し、振込依頼書を送付します。
・研修日程が確定しましたら DRI-Jから連絡しますので、下記の「BCM研修申込書」をダウンロードして、
必要事項を記入し、DRIジャパン宛(info@dri-japan.org) にメールで送付して下さい。
③振込依頼書受取り ⇒振込依頼書を確認し指定金融機関へ受講者名で振込みをして下さい。
・「振込依頼書」を送付しますので、指定の金融機関へ振込みして下さい。
④受講案内を受取り
・受講料の入金を確認しましたら「受講案内」 を送付します。
・事前に受講方法や受講時の注意事項などを確認しておいて下さい。
⑤講座受講及び資格試験
・受講案内に従って、講座受講と試験を受けて下さい。
各コース共に、受講 2.5日間 行い、最終日 0.5日で試験(オンライン)を受けて頂きます。
⑥合否結果通知
・資格試験の合否結果については、DRIジャパンから通知します。
研修コースの詳細
◆BCP 501:事業継続に関する研修(推奨コース)
内 容
基本的な研修内容は、BCLJ 2000と同様ですが、BC専門家のための専門業務10項目(プロフェッショナル・プラクティス)
をカバーし、レビューと解説するコースです。
本研修は、終了後試験に合格して、事業継続のプロフェッショナルとして、過去の経験により ABCP、CFCP、CBCP、
MBCP を取得するために必要な内容が網羅されています。
研修期間
- 2.5日間(1、2日目 10:00~18:00、 3日目 試験)
- 15万円(税別) 最終日の試験費用含む ⇒ 2025年度から17万円(予定)
◆CRP 501:サイバー・レジリエンスに関する研修(推奨コース)
内 容
サイバー対応のフレームワークとして米国のNIST2.0とBCMを統合して、組織のレジリエンス強化について2日間の
講義で修得する基本コースです。 なお最終日にサイバレジリエンスの資格(ACRP)取得試験を実施します。
- この研修により、サイバー対応の国際資格の取得が可能となります。
- 攻撃・データ侵害に的確に対応し、組織の風評被害を防ぐための、最新の情報とスキルを提供します。
- 本研修終了後の試験に合格して、サイバー・レジリエンスの事業継続プロフェショナルとして、ACRP、CCRPを 取得できる内容が網羅されています。
研修期間
- 2.5日間(1、2日目 10:00~18:00、 3日目 試験)
- 15万円(税別) 最終日の試験費用含む ⇒ 2025年度から17万円(予定)
◆BCP 601:事業継続に関する研修(管理者コース)
内 容
DRI MBCP を取得するためのコースです。研修内でケーススタディを行います。- 3日間(1、2日目 10:00~18:00、3日目 試験)
- 24万円(税別) 受講後マスターMBCPケーススタディ資料 & 試験費用含む
◆HCP 501:ヘルスケア継続に関する研修(推奨コース)
内 容
DRI の専門業務10項目をカバーし、患者情報の保護、パンデミックへの対応と次の流行への対応計画、予期しない緊急
事態への準備など 医療機関の事業継続に必要な対応、さらに法規制に適合したコンプライアンス(遵法性)を解説する
コースです。
- NFPA1600、合同委員会、HIPPAその他の米国の重要な法規制、及び日本の法規制に対応しています。
- 本研修は、終了後試験に合格してヘルスケア継続のプロフェショナルとして、過去の経験により AHPCP、CHPCP を取得できる内容が網羅されています。
- 2.5日間(1、2日目 10:00~18:00、 3日目 試験)
- 15万円(税別) 最終日の試験費用含む ⇒ 2025年度から17万円(予定)
◆BCLE 2000:事業継続に関する研修(基本コース)
内 容
DRI の専門業務10項目の各項目をベースに事業継続を理解する基本コースです。
BCP策定手順をわかりやすく解説しています。
本研修は、終了後試験に合格して、事業継続のプロフェッショナルとして、過去の経験により ABCP、CFCP、CBCP、
MBCP を取得するために必要な内容が網羅されています。
研修期間
- 4.5日間(1~4日目 10:00~18:00、5日目 試験)
- 26万円(税別) 最終日の試験費用含む
◆BCLE 1500:事業継続に関する研修(大学、大学院向け)
内 容
事業継続管理における大学・大学院生レベルのカリキュラムを提供し、BCPの専門業務10項目(プロフェッショナル・
プラクティス)をベースに事業継続を習得してもらいます。
本研修を終了し、試験に合格した後、事業継続の経験により ABCP、CFCP、CBCP を取得することができます。
研修期間
- 4.5日間(1~3日目 10:00~18:00、 4日目 試験)
- 6.3万円(税別) 最終日の試験費用含む
専門業務10項目(Professional Practices)
■ 専門業務10項目の各セクション
■ 専門業務10項目の解説 (2024年版)
1.プログラム マネジメント
・事業継続プログラムの必要性を構築する
・プログラムマネジメント、リスク認識、必須の機能/プロセスへの影響、復旧戦略、研修と意識向上、及び演習/テストなどの重要な概念
を紹介します。
2.リスク評価(RA)
・組織の資源、プロセス、または評判に影響を与える可能性のあるリスクを明確にする。
・リスクを評価して、組織への潜在的な悪影響を判断し、組織がそれらを軽減するための最も効果的な⼿段を決定できるようにする。
3.事業影響度分析(BIA)
・組織の機能、プロセス、及び依存関係のすべてを確認し、優先順位を付けて、役割が果たせない場合に組織に与える最⼤影響を判断する。
この分析は、組織がインシデント或いは結果として⽣じるものを、理解するのに役⽴つように維持し、利⽤できるようにする必要があります。
組織、そのサービス、及び影響を受ける関係者への影響を定量化します。
・組織の要件と現在の能⼒との間の全てのギャップを強調するために、調査結果を分析し⽂書化します。
4.事業継続戦略
・リスク評価と事業影響分析の間、確認されたギャップを減らすための戦略を選定する。
・事業影響分析の責任者のサポートを得て、潜在的な主要な機能を特定し、潜在的なサードパーティサービスプロパイダーを含む、組織の必須
機能を確認する。
5.インシデントの備えと対応
・⽣命、財産、業務、または環境に影響を与える可能性のあるインシデントのタイプと潜在的な影響を理解する。
・インシデントマネジメントシステムの実施を通して、潜在的なインシデントから、内部、外部のリソースを活用して、対応、継続、および復旧活動
を指揮、コントロールおよび調整する為に、生命、財産、業務、及び環境を潜在的なインシデントから保護する能⼒を構築し維持する。
6.計画の開発と導入
・組織が引き続き機能することを可能にするよう、インシデント対応に使用される計画を文書化する。
・計画が望ましい目標を達成するための基準を検証するための演習/テストの基準を定義する。
7.啓発と研修プログラム
・従業員が破壊的なインシデントに対して、落ち着いて効率的に対応できるようにするためのトレーニングと啓発プログラムを構築し維持する。
8.事業継続計画の演習・テスト、評価と維持
・組織の準備状態を改善するために、事業継続計画の演習/テスト、評価、及びメンテナンスプログラム を構築する。
9.危機広報
・広報計画を作成して維持する。
・組織内外の関係者と、タイムリーで効果的なコミュニケーションを提供するように、危機広報計画を確実なものにする。
10.外部機関やリソースとの調整
・適切な公的機関、及びプライベートリソースとの連携活動を調整するための方針と手順を構築する。
これは 「専門プラクティス5」 に基づくインシデントの準備と対応です。
受講者の感想 ~リスク対策.comより~
▶東急総合研究所(旧:東急ファシリティサービス M氏)
経営幹部や全部門長が受講 BC視点を経営に落とし込む
経営層への浸透を図るため、DRIの研修プログラムを、経営幹部・全幹部社員・管理職社員(グループ各社の幹部も含む)に受講してもらったところ、「BCを体系的に学ぶことができた」「活動の進め方や優先順位がわかった」「BCについて話すときに共通言語ができた」というプラスの声が多く寄せられました。現在、対象者を広げ実施しています。
今後は、当社やグループ会社に加えて、広くオーナー様へ広げていき、真にレジリエンスのある組織体にしていきたいと考えています。
▶パナソニック・オペレーショナルエクセレンス(旧:パナソニック A氏)
受講で自社のBCPを検証 グローバルにも適用することを確認
実際、受講をしてみると、現場と一体となって課題解決し改訂したガイドラインと合致するものであることが分かりました。研修では、BCP担当者として必要な専門能力が10項目でまとめられていていましたが、いずれも当社がやってきた考え方を裏付ける内容になっていました。
同時に、受講をして改めて、自社の組織文化、先輩方が築き上げてきた「ものづくり」の現場に誇りを感じることができました。「企業は社会の公器」「事業活動を通じて社会に貢献する」、どんな苦難の中でも、いち早くお客さまや協力会社を支援、世の中に貢献しようという会社の経営理念があるからだと思います。
今後も、先人たちが築き上げた知恵を次につなぎ、BCPを通じて社会に貢献していきたいと思います。
▶社会福祉法人海光会指定 介護老人福祉施設海光園(H氏)
さまざまなリスクを体系化された知識でマネジメントできるように
どういう頻度で、どんな影響を受け得るのか、どこに脆弱性があるか、事故や災害で被害を受けたらどのくらいの損失を被るのか。それに対して、どのくらいの時間、費用を講じて、いつまでに復旧できるようにするのか……。これらは感覚で分かっていても、言語化して説明できなければ、スタッフを動かせるはずがありません。
実際にコースを受講してみて私が疑問としていた点が全て体系化されていることに驚きました。
今は、受講した内容に基づき、施設のBCPを一つ一つ見直しています。